建築事例
光と観葉植物の家
京都市中京区の近隣商業地域における新築事例です。
周囲は商店街を利用する人たちで賑わっており、また駅にも近い人通りの多いエリア。そのため、プライバシーの確保をしながら、外に向けて開くバルコニーを設けることで、開放感を得ることを考えました。日射取得をする上で重要な南側からの採光は、旗竿敷地となっている部分を利用。太陽の光が入る窓の位置をシミュレーションにより検証しています。
近年、在宅ワークの普及とともに、ワークスペースの確保や室内環境に気を配られる方が増えつつあります。このお宅も、そのような一軒。大切な観葉植物を良好な環境で育てらるようにと、専門家のアドバイスを受けながら光の入り方などを考えています。
周辺環境によりさまざまな制約があり、また、限られたスペースであっても快適な環境は生み出せます。ぜひ一度、中藏にご相談ください。
夜の外観。2階部分のバルコニーは前面道路からの視線を遮るため、高さ1.8mの壁を設けました。
大きな荷物を出し入れしやすいように、玄関は特注の2連引戸になっています。
2階バルコニー壁は、一部を格子にしすることで風が室内に取り込めるデザインになっています。
玄関土間の広さは約7.5帖。複数台の自転車を置くことも可能です。
南側からの光が1階の玄関ホールを照らします。将来的にはここにも大きな観葉植物を置き、お客様をおもてなしできれば。
天井から吊るされた真鍮製のペンダントライトがアクセントとして空間を照らします。
リビングは曇りの日でも十分に明るく、観葉植物も育ちやすい環境となっています。
階段は軽やかに見える鉄骨のスケルトン階段。隙間から2階に光が落ちるようになっています。
キッチンは「GRAFTEKT」製。家具のようなデザインが料理を楽しくしてくれます。
天井から植物と照明を吊るすためのダクトレールを設置。気分に合わせてレイアウトを変えることもできます。
大きな吹き抜けのある開放的な空間でありながら、外からは室内が見えないように窓の配置を考えています。
洗面室は明るく清潔な空間に。洗面台をオリジナルデザインの造作にすることで、スッキリとした印象の空間になります。
2階のバルコニーは室内の延長のようなプライベート空間。ここで仕事をしたりリラックスしたりと自由に使えます。
観葉植物の生育を考えた、窓や照明器具になっています。
夜は照明を効果的に使って、ホテルライクな生活を。
バルコニーではゆったりとした時間が流れます。