地震のことを考えて
構造から見直す
古い住宅の最大の敵は地震です。古いから弱いといおうわけではなく、建築当初の耐震基準には適合していたのですが、その後の地震被害などによって見直された現在の耐震基準から見ると非常に脆弱なのです。そのため、リノベーションにおいては多かれ少なかれ構造を見直す必要があります。ただし、現在の耐震基準にまで高めるのは無理があるため、建物に応じた対策をご提案しています。
耐震だけでなく
耐久性能も検討する
リフォームやリノベーションの目的はその住宅の寿命を延ばすことにあります。そのため、地震が発生したときに倒壊しないような策を講じるほか、風雨や湿気による老朽化を防ぐようにしています。特に気をつけなければならないのが、水分が壁体内部に侵入にすることによる木材の腐朽とシロアリ対策です。これらについては、新築住宅で培った防湿や防蟻の技術をリノベーションにも取り入れています。
断熱性能を高めて
快適な暮らし心地を
住宅の断熱が考慮されたのは1970年代の石油ショックの頃からであり、それ以前の住宅おいて断熱は全く考えられていませんでした。そのような理由から、リフォームやリノベーションのタイミングで断熱性能を高めることをおすすめしています。利用頻度の高いリビングとキッチン、それにヒートショックのリスクを軽減する浴室を断熱改修するだけでも、大きな効果があります。