たたずまいはそのままに
使われ方はイマドキに

京町家というと、うなぎの寝床と呼ばれる採光があまり良くない細長い敷地や、夏は暑くて冬は寒いといった、過酷な室内環境が想像されがちです。しかし、現在のリノベーションでは、基礎や構造から断熱まで見直し、安全で快適な生活環境をお約束するようになっています。また、生活動線もイマドキの暮らしに合うようにすべてを再プランしています。どうぞ安心してリノベーションをご検討ください。

一年を通して
快適な京都のくらしを

京都は盆地特有の気候により、夏は夜まで熱気がこもり、冬は底冷えをする、なかなか厳しい気候の土地です。そのようななかでも快適にくらせるように、断熱や温熱環境づくりには十分な配慮をしています。建物の構造上、断熱材が詰める十分なスペースが無いなどの課題に対しても、これまで積み重ねてきた経験に基づいて解決策をみつけていきます。

地震に対する強さは
基礎や構造から見直す

京町家や古民家の最大の敵は地震です。特に古い家になると基礎が貧弱であったり、柱の下部が腐朽していたりすることが多くあります。そのため、リノベーションにあたっては基礎を現代の新築住宅のようにベタ基礎に直したり、柱も危険なものは取り替えたりしています。さらに、経年変化で歪んでしまった建物をジャッキで持ち上げて垂直水平を出し直すなど、地震に対する強さを根本から見直します。