お知らせ

子育てグリーン住宅支援事業

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて

世界の平均気温は変動を繰り返しながら上昇し、100年あたり0.77℃の割合で上昇しています。日本の平均気温は100年あたり1.40℃の割合で上昇し、昨年の日本の平均気温の基準値(1991~2020年の30年平均値)からの偏差は1.48℃で、統計開始以降最も高い値を記録しています。

このまま平均気温の上昇が続くと、異常気象による豪雨や猛暑がもたらす洪水、干ばつなどあらゆる災害発生のリスクが高まり、生命存続の危機にもかかわる問題となります。この地球規模の問題解決に向けて、世界的な平均気温上昇を工業化(1850年~)以前に比べて2.0℃より低く保つことを、世界共通の長期目標として掲げています。そして日本政府も諸外国同様、2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言しました。

(日本の年平均気温偏差の経年変化 1898~2024年 出典:気象庁)

子育てグリーン住宅支援事業について

「子育てグリーン住宅支援事業」とは、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、省エネ性能の高い住宅の新築や、既存住宅の省エネ改修等を行う世帯に補助を行う事業です。事業名に「子育て」とありますが、GX志向型住宅の新築や既存住宅の省エネ改修工事等はすべての世帯が対象となりますので、是非一度ご検討下さい。

住宅の新築の場合

床面積が50㎡以上240㎡以下の住宅について、その省エネ性能に応じた補助額となります。
ただし2024年11月22日以降に基礎工事より後の工程に着工した住宅が対象です。

対象世帯対象住宅補助額
すべての世帯GX志向型住宅※2160万円/戸
子育て世帯または
若者夫婦世帯※1
長期優良住宅建替前住宅等の除却を行う場合100万円/戸
上記以外の場合80万円/戸
ZEH水準住宅建替前住宅等の除却を行う場合60万円/戸
上記以外の場合40万円/戸

※1 申請時点において18歳未満の子を有する世帯または夫婦のいずれかが39歳以下の世帯

※2 GXへの協力表明を行う事業者が建築する住宅に限る
   GX志向型住宅とは下記3つの要件にすべて適合するもの
  ・断熱等性能等級「6以上」
  ・再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」
  ・再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「100%以上」

既存住宅のリフォームの場合

既存住宅に下表の省エネ改修や子育て対応改修等を行うリフォーム工事で、2024年11月22日以降に着工したものが対象です。リフォームは戸建ても集合住宅も対象となります。
ただし、必須工事①~③のうち2つ以上のカテゴリーを実施する場合に限ります。

区分カテゴリー
必須工事①開口部の断熱改修
②躯体の断熱改修
③エコ住宅設備の設置
任意工事④子育て対応改修
⑤防災性向上改修
⑥バリアフリー改修
⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
⑧リフォーム瑕疵保険等への加入

補助額は必須工事①~③のすべてのカテゴリーを実施した場合上限60万円/戸で
必須工事①~③のうち、いずれか2つのカテゴリーを実施した場合上限60万円/戸 となります。

さいごに

新築、リフォームいずれも交付申請は予算上限に達し次第終了(最長で2025年12月31日まで)となりますので、本補助金の活用をご検討中の方はお早めの実施をお勧めいたします。

住宅の省エネ化によりカーボンニュートラルの実現に近付くだけでなく、月々の光熱費の削減や住み心地の向上など生活の中で実感できるメリットが沢山あります。お得な補助金を活用して、快適な暮らしを実現しませんか?是非皆様この機会にご検討ください。

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子育てグリーン住宅支援事業-よくあるご質問集

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