建築事例
やすらぎの家
敷地面積17坪 総延べ床面積20坪の家です。耐震性・耐久性が高く、大開口が確保できるSE構法を採用し、総延べ床面積20坪とは思えないダイナミックな空間が広がっています。また収納にもこだわり、より快適に生活できる仕掛けが随所に見られます。設計段階から3Dシュミレーションすることによって、設備に頼らず、自然の力を最大限に利用する設計とエネルギー量を数値化することで、地球にも家計にもやさしい省エネ住宅となっています。
角地を最大限活用したプラン。1階は左官仕上げ、2階はガルバリウム鋼板仕上げで、所々に木製格子や無垢材が散りばめられ和と洋が混ぜ合わさった優しいデザインとなっています。
入り口までの段差をスロープで解消しています。床の仕上げは滑りにくい洗い出し仕上げ。
リビングは吹き抜けとなっており、夏は日射を防ぎ、冬は日射を最大限取り込めるようにシミュレーションによってコントロールされた、ひかりが入ります。
コンパクトなスペースですが、作業がしやすいような動線になっています。リビングからは直接キッチンが見れないように家具で仕切られています。
床材他、多くの木材は栂を使用。木目が非常に美しい木です。
床材
リビングに隣接する和室は四畳半。リビングとの仕切りの障子は引き込み戸となっており、リビングと一体の空間になり、広さを感じさせます。
和室の障子とサッシは引き込み戸なので、大きく開放すると庭のデッキと一体の空間になります。木塀で外部からの視線を遮り、天気の良い日には開け放してお茶会ができます。
和室にはお茶会が出来るように、炉を切ってあります。
一畳もない大きさですが、小さいながらもやすらぎの家では、自然を感じることの出来る世界観のある庭です。
夜の中庭
手洗いは、手すり付きの体に優しいデザインです。
1坪の小さな廻り階段ですが、手すりも計算された登りやすい階段です。
階段上部にはトップライトを配置。階段は日中照明を点けなくても安心です。
2階の洋室にはバルコニーに出る段差を利用した造付けの収納。
2階の洋室にはバルコニーに出る段差を利用した造付けの収納。
クローゼットも大きくとって収納を確保。
2階から障子を開けると、リビングとつながります。